人材不足を感じている企業は86%――。エン・ジャパンの調査でこのような実態が明らかになった。前年比では2ポイント増加した。
業種別に見ると「IT・情報処理・インターネット関連」(95%)が最も多く、次いで「不動産・建設関連」(90%)、「サービス関連」(88%)、「広告・出版・マスコミ関連」(86%)――と続いた。
職種別では「営業職」(34%)が最も多く、次いで「IT・Web・ゲーム・通信の技術系」(19%)、「電気・電子の技術系」(18%)、「企画職(経営企画、広報、人事)」(16%)――と続いており、「募集人数の多い営業職や専門的なスキルが必要な職種が不足している」(同社)ようだ。
人材不足の原因については「退職による欠員」(54%)、「中途採用での人材確保ができなかった」(47%)――などが多く挙がった。また、今後の対応については、79%の企業が従業員に長期間就業してもらうために「正社員採用を行う」と答えた。
昨年の9月28日〜10月25日にネットを使って調査し、採用担当者向けサイト「エン 人事のミカタ」に登録する企業226社が回答した。
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