調査リポート
あなたの会社も?「残業多い」「生産性低い」6割上回る:キャリアトレック調べ
「ウチの会社、残業が多くて生産性が低い……」そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは多い――人材サービスのビズリーチ調べ。
「ウチの会社、残業が多くて生産性が低い……」そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは多い――人材サービスのビズリーチは1月20日、残業や生産性に関するアンケートの結果を発表した。「残業が多い」「どちらかといえば多い」の合計は61.5%。また、「生産性が低い」「どちらかといえば低い」の合計は61.7%と、どちらも6割を上回っているという。
長時間労働を是正するために必要なことは、「企業風土の改善」(59.5%)「仕事内容の可視化」(44.7%)「上司の勤怠管理体制の改善」(40.8%)などの回答が多かった。また、生産性向上のためには、「最適な人材配置」(65.0%)「社員同士のノウハウの共有」(51.3%)「業務内容の仕組み化」(45.5%)などが必要と考えていると分かった。
現在の職場で生産性が向上し、労働時間が短くなった場合にやりたいことは、「資格取得などスキルアップの勉強」(26.3%)「趣味などの習い事」(25.0%)が人気。近年、“解禁”する企業が増えてきた「副業」も17.5%と高い注目度を示した。
調査期間は16年12月6〜12日。20代向け転職サイト「キャリアトレック」の20代会員341人を対象にアンケートを行った。
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