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JINS、メガネの価格設定を変更 上級モデルは1万円超:コンセプトを明確化
眼鏡チェーンのJINSが、商品の価格体系を3プライス制に変更する。商品のコンセプトの明確化が狙いだという。
眼鏡店「ジンズ(JINS)」を運営するジェイアイエヌは1月19日、眼鏡の価格体系を一新し、4プライス制から3プライス制へ移行すると発表した。全国の店舗で3月1日から適用する。
同社は2001年に眼鏡業界に参入。その後2009年に、4900円、5900円、7900円、9900円(いずれも税別)と、1万円以下に4つの価格帯を設けた「NEWオールインワンプライス」を導入。破格の料金設定が人気を得た。だが、従来の方針では、価格帯ごとの特色の差別化が難しかったという。
新たな価格体系は、5000円、8000円、1万2000円(同)。5000円の製品はデザインを一新するという。8000円の製品には流行のデザインを取り入れ、豊富なバリエーションを設ける一方、1万2000円の製品には、従来は原価の制約で扱えなかった質の高い素材やパーツを使用するなど、商品のコンセプトを明確化する。
より顧客が手に取りやすいよう、レンズの価格も2つに集約する。価格は、カラーレンズが3000円、ブルーライトレンズや調光レンズなどの高機能レンズが5000円となる。
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