マツダは1月26日、2016年12月22日に発売した「ロードスターRF」の受注台数が、発売1カ月後の1月23日時点で2385台に達したと発表した。月間販売計画の250台と比べると、約9.5倍となる。デザインの美しさや高い質感の車体カラーなどが好評だという。
ロードスターRFは、電動格納式ルーフを採用した小型オープンスポーツカー。ルーフから車両後部までなだらかに傾斜するラインが特徴的なファストバックスタイルを採用している。
グレード別の比率は、「S」(324万円〜)が17%、「VS」(357万4800円〜)が61%、「RS」(373万6800円)が22%。トランスミッション別では、SとVSに設定されているオートマチックトランスミッション(AT)、全グレードに設定されているマニュアルトランスミッション(MT)がそれぞれ約5割となっている。
車体カラーは、質感を際立たせる独自の塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」を採用した特別塗装色が約7割を占めた。内訳は、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さによって鉄の無垢(むく)感のような質感を表現した「マシーングレープレミアムメタリック」が48%、「ソウルレッドプレミアムメタリック」が20%。内装は、VSグレードに設定した、上質なナッパレザーを使用した赤褐色のシートカラーが人気となっている。
顧客の年齢層は幅広く、20代から60代以上まで。オープンカーの楽しさを味わえることのほか、ルーフオープン時の個性的なスタイルとクローズ時の美しいスタイル、電動式ルーフながら荷室スペースを確保した構造などが好評だという。
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