高校入学から大学卒業までにかかる子ども1人当たりの学費は平均975万円――日本政策金融公庫の調査でこうした結果が出た。前回(2015年11月)の調査よりも76万円増加した。
高校卒業後、私立大に入学した場合は文系が963万円、理系が1147万円。国公立大では752万円だった。
年間の在学費用については、高校が75万円、高専・専修・各種学校が121万円、短大が148万円、国公立大学が101万円。私立大学は、文系が150万円、理系が190万円だった。また、自宅外通学者への仕送り額の年間平均は145万円だった。
世帯年収に占める学費(子ども全員にかかる費用の合計)の割合は「10%以上20%未満」(35.%)が最も多かった。年収が低い世帯ほど学費の負担は重くなり、世帯年収「200万円以上400万円未満」の層では負担割合の平均が36.6%と、年収の3分の1以上を占める結果に。
2016年8月9〜23日にネットを使って調査し、25〜64歳で高校生以上の子どもを持つ保護者4700人が回答した。
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