ニュース
カルビー、既卒5年以内が応募できる「既卒採用」実施:就業経験の有無は問わず
カルビーが2017年6月1日から、大学や大学院を卒業して5年以内であれば応募できる「既卒採用」を新たに実施。就業経験の有無、国籍、性別は問わない。卒業後の経験を強みにもつ人材を獲得し、社内の多様性を生み出す狙い。
カルビーは2月21日、大学・大学院を卒業して5年以内なら応募できる「既卒採用」を6月1日から始めると発表した。就業経験の有無、国籍、性別は問わない。卒業後の経験を強みにもつ人材を獲得し、社内の多様性を生み出すという。
同社はこれまで新卒者を対象とする一般的な新卒採用を行ってきたが、今回そうした新卒採用とは別に新たに“入口”を設けた。「既卒者に対しても採用選考機会を提供することで、広く人財を採用し、多様性を生かした組織・風土づくりをさらに進めていくことが狙い」だという。
一般的に、新卒採用の対象となるのは既卒3年目まで。4年目以降は多くの企業で「空白期間が長い」と見なされ、一括採用での入社が難しくなる。
入社日や入社後の研修は原則新卒採用と同様を想定しているが、経験などに応じて個別に対応することもある。18年4月入社予定の採用計画は、新卒が15人程度、既卒が若干名。
関連記事
- ダーツで席決め 好業績のカルビー、成長の源はオフィスにあった!
2009年に経営体制を大きく刷新したカルビー。それが功を奏し業績を伸ばし続けている。松本会長の号令の下、さまざまな経営改革に取り組んできた。その1つが本社移転をきっかけに推進したオフィス戦略だ。 - カルビー、ジャガイモ新品種開発のわけ
10年以上の年月をかけて、カルビーグループはジャガイモの新品種を初めて自社開発した。その名は「ぽろしり」。なぜ同社は新たな品種が必要だったのだろうか……? - カルビーが「成型ポテトチップス」の開発を止めなかった理由
ついにカルビーが「成型ポテトチップス」市場に本格参入した。筒型タイプの新商品「ポテトチップスクリスプ」を発売、初年度で20億円以上の売上高を目指す。実は成型ポテトチップスの商品化は以前から検討を進めていたのだが……。 - “不毛時代”続いたカルビー「フルグラ」がなぜ急激に売れ出したのか?
カルビーが8期連続で過去最高益更新と絶好調だ。その業績を支える柱の1つがシリアル食品「フルグラ」である。この数年間で急成長を遂げており、2018年度ごろには500億円の年間売り上げを見込む。しかし以前は低迷期が長らく続いていた商品なのだ。 - 新生湖池屋の“競合を見ない”戦略とは?
ポテトチップスの老舗メーカーである湖池屋が、経営体制やCIロゴマークなどを刷新して再スタートを切った。従来とは異なるポジショニングを作っていくというが、一体どういうことだろうか――。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.