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チョコボールが、いまも売れ続けている理由水曜インタビュー劇場(50歳公演)(1/6 ページ)

チョコボールといえば「おもちゃのカンヅメ」。子どものころに「あれが欲しくて、何個も買った。でも当たったことがない」という人も多いのでは。おもちゃのカンヅメの中に何が入っているのか。どのくらいの確率で当たるのか。森永製菓の担当者に話を聞いた。

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1979年の「おもちゃのカンヅメ」(左)、1982年のカンヅメは側面がくるくる回る(右)

 カンヅメの中にたくさんのオモチャが入っている――。

 子どものころに「おもちゃのカンヅメ」を見て、多くの人が「オレも欲しい」「ワタシも欲しい」と思ったはず。取り出し口にプリントされた金のエンゼル1枚または銀のエンゼル5枚を集めれば、必ずもらえる。しかし、なかなか当たらないまま、いつの間にか大人に。「確か……銀のエンゼルを2〜3枚集めていたけれど、いまはどこにいったか分からない」といった人もいるだろう。

 今年50歳。1967年に誕生した、森永製菓の「チョコボール」が、いまも元気に売れている。チョコボールの特徴といえば、小さな球体の中にチョコ、ピーナッツ、キャラメル、ビスケットなどが詰まっていること。デビューから現在まで、パッケージの形状やキャラクターのキョロちゃんは大きく変わっていないはずなのに、なぜロングセラー商品になったのか。同社でチョコボールのマーケティングを担当している野条理恵さんに聞いたところ、「3つの要因が重なって、いまも売れ続けている」とのこと。どういう意味か。

 1987年に放送されたテレビCMで、お笑いコンビのとんねるずは「クエッ クエッ クエッ チョコボール〜♪」と歌っていたが、いまのワタクシには読者からこのような声が聞こえてきそうである。「キケッ キケッ キケッ チョコボール〜♪」「カケッ カケッ カケッ チョコボール〜♪」と。

 野条さん、話を聞かせてください。なぜチョコボールはいまも売れ続けているのでしょうか。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

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