マツダは3月13日、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を2017年度中に標準装備化すると発表した。一部グレードに留まらず標準装備とすることで、ドライバーの安全・安心をより確実にサポートするという。
標準化する装備は、
- 日常で起こり得る事故の未然防止と被害軽減を目的とした「衝突被害軽減ブレーキ」
- オートマチック車のペダル踏み間違いによる事故を低減する「AT誤発進抑制制御」
- 車線変更時に斜め後方に存在する車両を知らせる「BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)」
- 駐車場などでの後退時に横から近づく車両を検知し接触の危険を知らせる「RCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)」
──の4機能。最量販車「デミオ」のほか、「アクセラ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」に標準搭載する。
2月2日に発売したスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX-5」新型では、3月5日までに受注した1万6639台のうち、「i-ACTIVSENSE」を充実させたグレードが全体の95%を占めた。富士重工業が新型「インプレッサ」で最新の「アイサイト ver3.0」を全車標準装備にするなど、先進安全技術の普及が進んでいる。
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