2016年の国内コーヒー消費量は47万2535トン(生豆換算)と4年連続で過去最高を更新したことが全日本コーヒー協会の調べで分かった。カフェインのないタイプなど商品の多様化や、コンビニエンスストアのコーヒー販売拡大などが要因と分析している。
国内消費は11年に前年比でマイナスになったものの、13年以降は過去最高を更新。16年の消費量は、15年の46万1892トンから2.3%伸びた。
要因として、1杯型レギュラーコーヒーなど、少人数世帯の増加といったライフスタイルの変化に合わせた商品の拡大を挙げている。カフェインのない「デカフェ」」コーヒーの輸入量は、16年に約3024トン(生豆換算)と、前年から23%伸びている。
店頭でできたてのコーヒーを楽しめるコンビニコーヒーも広がっており、業界最大手のセブン-イレブン・ジャパンは16年に9億杯を販売し、今年は10億杯に引き上げる計画だ。
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