首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で最も人気の高い中古車は?――リクルートマーケティングパートナーズの調査によると、「プリウス」(トヨタ自動車)が各都県で1位だった。プリウスの歴代モデルのうち、シェアが最も高かったのは2009年モデルで、15年に発売された現行モデルを上回っていた。
2位にランクインしたのは、東京、神奈川、千葉では「アクア」(トヨタ自動車)、埼玉では「N-BOX」(本田技研工業)だった。上位10位以内に入った21車種のうち、ハイブリッドカーが19種類を占めており、「エコカーブームが続いていることがうかがえる」という。
ボディータイプ別では、各都県で「ミニバン」が1位に。「核家族から大家族、買い物からキャンプまでと、幅広い用途で使えることが人気の要因」という。2位は、東京では「コンパクトカー・ハッチバック」、埼玉、神奈川、千葉では「軽自動車・ハッチバック」だった。「3県では、全市町村の過半数以上で軽自動車の車庫証明が不要なため、上位を占めた」と分析する。
メーカー別では、各都県ともにトヨタ、日産、ホンダに人気が集中。新車が人気のメーカーが、中古車市場においても人気を維持していた。
地域別では、東京は他県よりも輸入車・最新モデルを好む結果に。「東京では通勤・通学で自家用車を使う頻度が低いため、日常生活よりも趣味・嗜好を重視して車を選択する傾向がうかがえた」という。
調査は16年11月1日〜17年1月31日にかけて、同社の中古車情報サイト「カーセンサーnet」に寄せられた問い合わせを集計してまとめた。
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