17年エイプリルフールの“ウソ企画”、一番人気は?:この企業のコンテンツが支持された
毎年恒例になりつつある企業のエイプリルフールの“ウソ企画”。2017年で最も人気があったのはどれ?――ジャストシステム調べ。
毎年恒例になりつつある企業のエイプリルフール企画の“ウソ”コンテンツ。2017年で最も人気があったのはどれ?――ジャストシステムが4月5日に発表した調査結果によると、最も支持されたコンテンツは「Googleのパックマン」(11.8%)だった。
Googleは地図サービス「Google Maps」上で「Ms.パックマン」を配信。マップに表示されるアイコンをタップすると、マップがそのまま迷路に変わり、「Ms.パックマン」のゲームがプレイできるようになる。同社は15年のエイプリルフールにも「パックマン」ゲームをプレイできる企画を提供していた。
次いで、「シャープ&タニタのコラボレーション企画」(8.9%)、「モスバーガーの菜バーガー」(7.4%)、「『名探偵コナン』の名探偵ヘイジ化企画」(4.4%)、「アニメ『おそ松さん』&ドラマ『バイプレイヤーズ』のコラボレーション企画」(3.7%)――が並んだ。
今年の調査結果の特徴は、昨年は1社だった複数社によるコラボレーション企画が10位以内に数多くランクインしたこと。「シャープ&タニタのコラボレーション企画」(2位)、 「キリン&吉野家のコラボレーション企画」(6位)、 「キングジム&タカラトミー」(8位)などが好評だった。また、「おそ松さん」&「バイプレイヤーズ」のように、作品同士のコラボレーションも見られた。
エイプリルフールコンテンツの拡散手段として最も多く使われたのが「Twitter」(25.4%)。特に10代は拡散する傾向があり、「エイプリルフールコンテンツを見たあと、何らかの方法で拡散した」と答えたのは8割を超えた。
エイプリルフールで企画を行う企業やブランドに対しては、「好感度が上がる」が25.8%、「好感度がやや上がる」が31.7%で、あわせると3人に2人が好感度が上がる結果となった。エイプリルフール企画が企業・ブランドのブランディング構築やユーザーとのコミュニケーションになる側面が見て取れる。
マーケティングリサーチ情報サイト「Marketing Research Camp」で発表。10〜60代の男女1131人を対象にネットリサーチを行った。
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