ブックオフコーポレーションは4月10日、松下展千社長が代表権のない取締役に退き、後任に堀内康隆取締役執行役員が昇格したと発表した。「経営体制変更により、業績の早期回復および企業価値の向上を図るため」と説明している。
同社は2017年3月期の連結営業損益が4億円の赤字になる見通しで、営業赤字は2期連続。「BOOKOFF」などリユース店舗事業で、主力商材である本・ソフト・アパレルの販売が伸び悩んでいる。
昇格した堀内氏は40歳。コンサルティング会社を経て2006年に入社し、経営企画部長、ブックオフオンライン社長、ブクログ社長などを歴任した。
関連記事
- ブックオフ、2期連続で営業赤字に 書籍など販売低調の苦境
ブックオフが16年3月期業績見通しを下方修正。2期連続の営業赤字に。 - 赤字転落の「かっぱ寿司」、社長交代
「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイトで社長交代。 - 出版不況の中、大手書店企業は増収 なぜ?
出版不況の中、売上高が100億円以上の書店運営企業は前年度から増収になっているという。帝国データバンク調べ。 - ブックオフコーポレーション、「BOOKOFF」店舗事業増収も営業赤字
ブックオフコーポレーションが11月4日に発表した2017年3月期第2四半期の連結決算は増収営業赤字。リユース店舗事業の売上高は前年を上回った一方で、各事業のコスト増が響いた。 - ベネッセHD、原田会長兼社長が退任へ 引責か
ベネッセホールディングスは、原田泳幸会長兼社長が退任する役員人事を発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.