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みずほ銀の通帳アプリ、生体認証でログイン可能に:インカメで顔認証も
みずほ銀行と富士通が、顧客の生体情報を利用した認証サービスを共同開発すると発表。みずほ銀行の通帳アプリ「みずほダイレクトアプリ」に導入する予定。
みずほ銀行と富士通は4月11日、みずほ銀行の通帳アプリ「みずほダイレクトアプリ」向けに、顧客の生体情報を利用した認証サービスを共同開発すると発表した。今秋をメドに実装する予定。
富士通のスマートフォン向け生体認証技術「Finplex オンライン認証サービスfor FIDO」を採用。顧客がスマホに指紋、虹彩、顔を登録すると、それらを照合することでアプリにログインできる仕組み。指紋と虹彩はスマホが読み取りに対応している必要があるが、顔認証はスマホのインカメラで対応可能だという。
生体認証サービスが実装された場合、ログイン時のIDと暗証番号の入力は不要になる。番号の漏えいによる不正利用を防ぎ、セキュリティ対策を強化する狙いがある。
両社は将来的に、インターネット上で資金を移動させる際の暗証番号や、銀行の営業店での印鑑による本人確認の代替として、生体認証の導入を進めていくとしている。
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