ユニー・ファミリーマートホールディングスは4月12日、2018年8月までにサークルK・サンクスの全店舗をファミリーマートブランドに統合する方針を明らかにした。
サークルKサンクス運営元の旧ユニーグループ・ホールディングスは、16年9月に旧ファミリーマートと経営統合。当初は19年2月末までにブランドを統一する計画だった。
だが、既にファミリーマートに変更済みの約800店の売り上げが10〜20%程度向上しているため、さらなる利益獲得を見込んで統合時期を早めたという。
17年2月期の全店平均日商は、ファミリーマートが52万2000円なのに対し、サークルK・サンクスは42万5000円だった。
同社の広報担当者は、「人的リソースの調整など課題もあるが、ブランド転換を早急に進めることで成長につなげたい」と話す。
現在、サークルK・サンクスとして運営中の店舗は約5400店。同社は今後、コンビニ事業に約1300億円を投資してブランド統合を含めた事業拡大に注力していくという。
関連記事
- セブンは沖縄で成功するのか? “仁義なき戦い”が始まる
先日、セブン-イレブン・ジャパンが、沖縄への出店に向けて県内の複数企業とフランチャイズ契約の交渉を進めているという報道があった。そこで今回は、沖縄のコンビニシェア争いについて考えてみよう。 - “王者”セブン-イレブンが合併を必要としないワケ
飽和状態となったコンビニ業界は再編の時代を迎えた。大手コンビニの合併・出店争いの話題が絶えないが、セブン-イレブンの合併に関する話はほとんど聞かない。合併しなくてもセブンが1位であり続ける理由について考えてみよう。 - セーブオンのローソン転換 トップが語る狙い
中堅コンビニエンスストアのセーブオン(前橋市)は2月1日、ローソンとメガフランチャイズ契約を締結し、国内の全店をローソンに転換すると発表。全国規模の大手チェーンへ転換する背景は? そして消費者にはどのような影響を与えるのか? 両社のトップが会見で語った。 - 森永製菓と森永乳業、経営統合見送り
森永製菓と森永乳業は3月30日、経営統合に向けた検討を終了すると発表。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.