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「チェキ」新製品、初のデジタル化 編集・加工が可能に:背面にモニターも搭載
富士フイルムが、インスタントカメラの“チェキ”シリーズの新製品を発表。画像の編集や加工が可能になった。
富士フイルムは4月19日、インスタントカメラの「instax(通称:チェキ)」シリーズの新製品「instax SQUARE SQ10」を5月19日に発売すると発表した。同シリーズ史上初めてデジタルイメージセンサーとデジタル画像処理技術を搭載し、画質の向上と出力前の画像編集・加工を可能にした点が特徴だ。実売予想価格は3万1800円(税込)。
自動での露出調整、人物検出、明暗調整、10センチまでの近距離の撮影が可能になったほか、二重露光やバルブ撮影などの特殊撮影モードを搭載。「難しい環境下でも写真を撮りたい」「色味や表現にこだわりたい」というユーザーニーズに対応したという。
背面には液晶モニターを搭載。撮影時の構図の確認や、写真の編集・加工などに利用できる。編集・加工機能は、色味や彩度の異なるフィルター(10種類)、画像の周辺部分の光量(ビネット)調整(19段階)、全体の明るさ調整(19段階)──の3種類を備えている。
サイズは、119(幅)×47(奥行き)×127(高さ)ミリ。フィルムパック、バッテリーを含んだ重量は450グラム。
「20〜40代の、表現することが好きな方をターゲットに想定している。“チェキ”を使った作品作りを楽しんでもらいたい」(コーポレートコミュニケーション部)としている。
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