調査リポート
日本に「幸せ格差」あり 男性の方が幸せな県はどこ?:男女、年代、地域で差
住民の幸福度調査を地方創生幸福度調査検討委員会(事務局:パイプド総研)が実施。全体の平均値は6.64点だが、男女、年代、地域別に「幸せ格差」が見られた。
地域・年齢別で住民の幸福度にどのような違いがあるのか――パイプド総研が4月20日、調査結果を発表した。男女、年代、地域別に「幸せ格差」があるという。
「とても幸せ」を10点、「とても不幸せ」を1点とし、現在の幸福度を点数化して回答を募った。その結果、男性よりも女性の方が幸福度が高い傾向があった。最も多い回答は「8点」(29.2%)だが、5点未満の回答も多く、個人間にも「幸せ格差」が見られる。
世代別では、60〜70代の幸福度が7〜7.5点前後と高いのに対し、20〜50代の幸福度は6.5点前後にとどまった。
地域別でも、男女の幸福度実感に差があった。全国的な傾向とは逆に、男性の方が女性よりも幸せを感じている都道府県は10県あり、徳島県、山梨県、長崎県、香川県、茨城県、福井県、青森県、福島県、富山県、秋田県だった。
調査期間は1月25日〜2月15日。Web上で2万659人が回答した。
関連記事
- 700万円を遊興費に使った市議が、メディアに「老後の不安」を漏らした理由
富山市の議員が白紙の領収書を使って政務活動費を着服していた問題で、これはスゴいなあと思う報道があった。不正を行った人が赤裸々に語っているので、多くの人は「いいインタビューだ」と思われたかもしれないが、筆者の窪田氏は違う視点で見ている。それは……。 - 働く人のうち8割超「老後資金が不安」
40代の9割が老後の生活資金に不安を抱えている──日本FP協会調べ。 - 若手の「U・Iターン」が増加、成功するには
ふるさと回帰支援センターが、地方移住希望者の傾向などを発表。 - 2065年、日本の総人口は8808万人
2065年の日本の総人口は、1億2709万人から減少し8808万人へ。老年人口割合(高齢化率)は、15年の26.6%から、38.4%へと上昇する――国立社会保障・人口問題研究所調べ。 - 親と同居する「未婚男女」、実家を出ない理由は?
未婚の男女は、なぜ家族と同居を続けるのか。一人暮らしの意向はあるのか――。マンションマーケット調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.