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ヤマト、デジタル送り状サービス改善 一括発行数を5倍に:最新のブラウザにも対応
ヤマト運輸が、デジタル送り状作成サービス「B2クラウド」を開始。旧サービス「B2Web」の課題を解消したという。
ヤマト運輸は5月17日、デジタル送り状作成サービス「B2クラウド」を開始した。同社と掛け売り契約を結んでいる法人・個人顧客向け会員サービス「ヤマトビジネスメンバーズ」の登録者が利用できるもので、インターネット上の入力フォームに必要情報を入力すると、ユーザーのプリンタから送り状を発行できる点が特徴。
送り主の手書きによる負担を軽減するほか、受取人の情報をクラウド上に集積して配送状況を管理することで、集配の効率化につなげる狙いがある。
受取人が一般向け会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録している場合は、受け取りの時間帯や場所をインターネット上で柔軟に変更できるという。
同社は従来、「B2Web」と呼ぶデジタル送り状サービスを運営。この旧サービスは、(1)新しいバージョンのブラウザに対応しておらず、一部顧客のPC上で動作しない点、(2)「宅急便 発払い」「宅急便 コレクト」など、配送形態ごとに異なる出力用紙が必要な点、(3)一括発行できる送り状の数が少ない点――などの課題があったという。
新サービスでは、(1)最新のOS・ブラウザに対応、(2)配送形態の出力用紙を統一、(3)送り状の一括発行件数を200件から1000件に拡大――といった改善策により、旧サービスの課題を解消したとしている。
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