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生ごみの臭いをフルーティーに 収集車向けの新薬剤:“香水の原理”を応用
生ごみの臭いをフルーティな香りに変えるというごみ収集車用の臭気対策剤「デオマジック 香り de まじっく」が発売される。
輸送機器製造の新明和工業は5月17日、生ごみの臭いをフルーティな香りに変えるという、ごみ収集車用の臭気対策剤「デオマジック 香り de まじっく」を6月上旬に発売すると発表した。
シキボウと山本香料が2011年に開発した、不快な臭いに香料を加えることで新たな香りを生み出す消臭技術「デオマジック」を生ごみ向けに応用したもの。濃縮液を水で20倍に希釈し、生ごみに直接噴霧すると、生ごみの臭いが一瞬でフルーティな香りに変化するという。
香水などの芳香品は数十種類の香料でできているが、その中には一般に不快と感じる臭いの成分も含まれている。デオマジックはこの原理を応用した技術で、濃縮液から不快な臭いの成分をあらかじめ除いておき、現場で不快な臭いと混ぜることで別の良い香りへと変化させる仕組みという。
価格は、17キロ入りの濃縮液が1缶当たり税別3万8000円、18ミリリットル入りのハンドスプレーが1本当たり同690円、ごみ収集車に搭載できる専用の噴霧装置が同13万5000円。ごみ収集車のユーザー、管理・運用会社・メンテナンス受託会社向けに拡販し、2018年度中に臭気対策剤は1億円、専用噴霧装置は1080万円の売り上げを目指すとしている。
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