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16年度、最も優れた広告は?:第70回「広告電通賞」発表
第70回「広告電通賞」の結果が発表。総合広告電通賞は2年連続で大塚製薬。ポカリスエット、カロリーメイト、オロナミンCなど、幅広い広告活動が評価された。
電通は5月30日、優れた広告企画や広告表現を示した広告主を表彰する「広告電通賞」の受賞企業を発表した。総合広告電通賞は大塚製薬で、2年連続。テレビCMのポカリスエット「エール/サンクス/ありがとう」やカロリーメイト「夢の背中」、新聞広告のオロナミンC「20年分のありがとう新聞」など、広告活動全般が評価された。
主力商品「ガリガリ君」を10円値上げした際、社長や社員が出演して謝罪したCMが話題になった赤城乳業の「値上げ」が特別賞に選ばれた。
主要分野の最優秀賞は以下の通り。
- 新聞広告 岩手日報社/3月11日企業広告「最後だとわかっていたなら」
- 雑誌広告 帝国ホテル/企業広告
- ラジオ広告 大日本除虫菊/蚊がいなくなるスプレー、キンチョール、プレシャワー「金長少年シリーズその1〜その3」
- テレビ広告 大塚製薬/ポカリスエット「エール/サンクス/ありがとう」
- OOHメディア広告 ヤフー/Yahoo!JAPAN ヤフー防災啓発活動「ちょうどこの高さ。」
- デジタルメディア広告 江崎グリコ/ポッキー、ビスコ、アーモンドピーク、アソビグリコ
- アクティベーション・プランニング 森永製菓/ウイダーinゼリー「フレフレ部活。母校にinゼリー」
- イノベーティブ・アプローチ 資生堂/TeleBeauty
- 特別賞 赤城乳業/値上げ
対象は2016年4月1日〜17年3月31日までに実施された広告作品で、電通以外の広告代理店が手掛けた作品も含まれる。1422点から全64点が選考された。
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