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「ZOZOTOWN」26時間のシステムダウン 「想定外の障害」:「個人情報の漏えいはない」
ファッションECサイトが約26時間のシステムダウン。原因はデータベース上の「想定外の障害」で、個人情報の漏えいなどは生じていないという。
スタートトゥデイが運営するファッションECサイト「ZOZOTOWN」が、6月14日午前6時ごろから15日午前8時30分ごろまでシステム障害が発生し、サービスが利用できない状態になっていた。15日のスタートトゥデイの発表によると、丸一日のシステムダウンの原因はデータベース上のトラブルであり、外部からの攻撃やコンピュータウイルスによるものではないという。また、今回のシステム障害による個人情報の漏えいは生じていないとしている。
15日午前8時30分に復旧し、通常通り利用できる状態となっている。
ZOZOTOWNのデータベース上に障害が発生し、サイトへのログインや商品の注文ができない状況が続いていた。また、13日午後8時〜14日午前8時までに注文された一部の即日配送分と、14日発送分の日時指定の注文の発送遅延が発生しているという。
スタートトゥデイによると「ZOZOTOWNを運営する各種システムは、考えられる冗長化対策をとっているが、今回は想定外の障害が発生した」といい、今後の再発防止対策として、あらゆる障害を想定し、対応できる仕組みの検討および対策・導入を進めていくという。
2017年3月期のZOZOTOWN事業の売上高は約680億円。1日当たり約1億8000万円を売り上げている。
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