LINEは6月15日、ファミリーマートと伊藤忠商事が取り組む次世代店舗プロジェクトにおいて業務提携することに合意したと発表した。LINEが開発するクラウドAIプラットフォーム「Clova」をはじめとする各種サービスを連携させ、新製品、新技術、新サービスの開発に協力。海外展開推進も検討するという。
公開されたコンセプトムービーではこんな“次世代”のコンビニの姿が描かれている。音声認識スピーカーClovaに話しかけ、出勤するビジネスパーソン。コンビニの入り口でLINEをかざして入ると、個人に合わせて、商品のレコメンドやキャンペーン、商品説明の外国語翻訳などが行われている。決済はLINEの決済サービス「LINE Pay」を使い、レジを通らずに終わらせられる。また、コンビニ側も、AIにより商品の売れ行き予測を行い、作業や発注を進め、より効率のいい販売ができている――という未来図だ。
ファミリーマートの澤田貴司社長は「コンビニにとって一番重要なのは、コンビニで働いている人たちが笑顔でいること。地域貢献や社会貢献にもつながっていく。そんな次世代のコンビニを出澤社長と一緒に作っていきたい」と意気込みを見せた。
Clovaは、LINEが開発しているクラウドAIプラットフォーム。トヨタ自動車ともコネクティッドカーサービスで協業を検討すると発表した。Clovaを活用した、音声認識型のホームデバイスも今秋に発売する計画だ。
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