ブルーシアター六本木が11月閉館 「FGO」など閉館公演も:土地使用契約の満了で
土地使用契約の終了により、劇場「Zeppブルーシアター六本木」が2017年11月12日に閉館する。6月23日から閉館までの約4カ月半にわたって、閉館公演を実施する。
Zeppブルーシアター六本木運営委員会は6月21日、劇場「Zeppブルーシアター六本木」(東京都港区)を11月12日に閉館すると発表した。土地使用契約が終了するため。23日から閉館までの約4カ月半、「ファイナルシリーズ2017」と題した閉館公演を行う。
同劇場は、米出身のパフォーマンス集団「Blue Man Group」の専用劇場「インボイス劇場」として07年12月にオープン。900人超を収容する大型劇場として人気を集めた。12年4月には一般の公演での利用を解禁。数度の名称変更を経て、15年1月から「Zeppブルーシアター六本木」として営業していた。
運営を担う「Zeppブルーシアター六本木運営委員会」は、劇場所有会社のトリックスターエンタテインメントと、Zeppライブ、イープラス、ローソンHMVエンタテインメント、ぴあなど8社が加盟。各社の強みを生かす形で劇場のマネジメントを行ってきた。閉館に伴い、同委員会の活動は終了となる。
ファイナルシリーズ2017で公演される作品は、「梅棒 7th ATTACK 『ピカイチ!』(6月23日〜7月2日)、「Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-」(7月14日〜17日)、「超体感ステージ 『キャプテン翼』」(8月18日〜9月3日)など7作品。講演作品は、今後も順次追加していくという。
同劇場の閉館後の予定について、トリックスターエンタテインメントの担当者は「閉館後すぐの11月中旬にも解体作業が始まる予定。土地自体を返却するため、当社は今後、この場所で劇場運営を行うことはできない。解体後にどのような建物が建設されるかは不明」と話している。
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