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ユニー・ファミマ、総菜に注力 カネ美食品を子会社化:ノウハウ取り入れて収益拡大へ
ユニー・ファミマHDが、カネ美食品を子会社化することが決定。顧客のニーズが高まりつつある総菜分野でさらなる収益を得る狙い。
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は6月29日、弁当や総菜の開発・販売を手掛けるカネ美食品(愛知県名古屋市)の子会社化を決定したと発表した。カネ美食品が持つノウハウを取り入れてユニー・ファミマHD傘下のスーパーやコンビニの売り場を改善し、さらなる収益の拡大を図る狙いがある。
ユニー・ファミマHDは、「近年、顧客のライフスタイルの変化によって、総菜のニーズが急激に高まっている。顧客のニーズの変化にスピーディーに対応するため、カネ美食品の子会社化を決めた」(広報IR部)と理由を話す。
計約87億3300万円を投じ、伊藤忠商事と個人の大株主から計260万株を取得。現在の出資比率は約26%だが、株式取得後は約52%になり、連結子会社化する。譲渡契約は7月7日に締結し、株式譲渡は7月末の予定。
カネ美食品は1969年創業。テナント事業と外販事業を展開し、ユニー・ファミマHD傘下のユニーが運営するスーパー「ピアゴ」や「アピタ」にも総菜専門店「Kanemi」を出店している。2017年3月期の売上高は882億5800万円、営業利益は4億9800万円。
カネ美食品の社名やブランド名などに変更はなく、東証JASDAQへの上場も継続する。経営体制については、「大きく変更する予定はないが、ユニー・ファミマHDからカネ美食品に数人の人員を派遣する予定」(ユニー・ファミマHD 広報IR部)としている。
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