ホンダはこのほど、主力の軽自動車「N-BOX」の新型を8月31日に発売すると発表した。約9割の部品を見直し、重量を約80キロ軽量化することに成功したほか、安全運転システム「Honda SENSING」を同社の軽自動車として初めて搭載し、事故回避性能を高めた。
「乗る人がリラックスできる空間を目指した」としており、助手席の可動域を拡大。前後に約57センチ動かせるようにし、乗る人の自由度をさらに高めた。
Honda SENSINGは、ミリ波レーダーと単眼カメラなどで自動車の前後の状況を認識するシステムで、誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、適切な車間距離を保つ機能など8種類を備える。
このほか、新型N-BOXには新たな安全運転システム「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」を搭載。後方に障害物があるにもかかわらず、レバーが「R(リバース)」の状態でアクセルを踏み込んだ場合に、急な後退を抑制する。対向車や前走車を検知し、ヘッドライトのハイビーム・ロービームを自動で切り替えることも可能だ。
カラーは「N-BOX」がモノトーン10色、2トーン4色の計14色、「N-BOX Custom」がモノトーン7色、2トーン5色の計12色となっている。
初代N-BOXは2011年末に発売。17年上半期の新車販売台数では、トヨタ自動車の「プリウス」を上回って1位となるなど、高い人気を獲得している。
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