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JASRAC、無許諾でBGM利用の店舗を初提訴無断BGM利用の経営者2人に対し

管理楽曲を無断でBGMに利用しているとして、JASRACが店舗経営者に対し楽曲の利用差し止めと損害賠償を求める初の訴訟を起こした。

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 日本音楽著作権協会(JASRAC)は7月11日、管理楽曲を無許諾で店舗のBGMに利用しているとして、札幌市の理容店経営者などに対し、楽曲の利用差し止めと損害賠償を求める訴訟を起こした。JASRACによると、BGM利用を巡る提訴は初めて。


JASRACがBGM利用を巡る初提訴

 JASRACが提訴したのは、札幌市の理容店と、高松市の飲食店それぞれの経営者計2人で、それぞれ札幌と高松の各地裁に提訴した。

 JASRACが著作権を管理する楽曲がBGMとして利用されていたため、経営者に対し再三にわたって利用許諾契約を結ぶよう求めていたという。2015年には民事調停を申し立てたものの、経営者はそれぞれ契約に応じようとせず、現在も楽曲を利用しているという。

 JASRACは「適法に音楽を利用している多くの利用者との公平性を確保するため、このような無断利用をこれ以上放置することはできない」とし、提訴に踏み切ったとしている。


JASRACでは利用許諾契約を締結店にステッカーなどを配布している

 JASRACは6月、利用許諾なしに楽曲をBGMとして利用している178事業者、352店舗に対し、利用許諾契約を求めて民事調停を申し立てている。

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