インタビュー
DMMバヌーシーはリアル競馬ゲーム? DMMに直撃:1万円からの一口馬主アプリ(3/3 ページ)
DMMが一口馬主アプリ「DMMバヌーシー」をスタートし、競馬業界に参入する。どんなサービスなのか? どういった経緯で立ち上がったのか? なぜアプリ名は「バヌーシー」になったのか――DMM.com取締役の野本巧氏に直撃した。
アプリ名の由来はまさかの……
――アプリ名はなぜ「DMMバヌーシー」になったのでしょうか。
「馬主(うまぬし)」というと、個人馬主と法人馬主のことを指すんです。だからクラブ会員は「馬主」ではないんです。サービス名にクラブを付けずに新しいサービスを連想できるものはないかと考えていました。
そんなある日、インターネットでモロッコ出身のマラソン選手のハーリド・ハヌーシさんの記事にたどり着いたんです。マラソンの当時の世界最高記録を3度も更新したヒーロー。マラソンというと長い距離。日本ダービーと菊花賞は長い距離。ハヌーシ選手のように長い距離を最も速く走るスターになってほしいという思いと、「馬」をかけて、「バヌーシー」という造語をサービス名にしました。
――そ、それは、本当の話ですか?
本当です。JRAさんにも「ハヌーシ選手というマラソンランナーがいて……」と説明しました。
――ありがとうございます。予定より早いお披露目になったDMMバヌーシーですが、今後の予定は。
ローンチは、7月29日あるいは8月5日を予定しています。「馬主になる」とは思ってもみなかったという方にこそ興味を持っていただけたらなと思います。
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