KDDIが新プラン 「脱ガラケー」した人のスマホ代割引く:「初スマホ割」
KDDIが、特定のスマートフォンを購入した場合、端末代金から最大2万7000円(税込)を割り引くプラン「初スマホ割」を提供開始した。
KDDIは7月14日、特定のスマートフォンを購入した場合、端末代金から最大2万7000円(税込)を割り引くプラン「初スマホ割」の提供を始めた。他社製品を含むフィーチャーフォン(従来型携帯電話、ケータイ)ユーザーの格安スマホへの流出を防ぎつつ、自社スマートフォンへの移行を促進する狙い。
同プランの利用は、(1)16カ月以上使用したauのケータイからauの4G LTEスマホに機種変更する人、(2)他社ケータイからauの4G LTEスマホに乗り換える人、(3)18歳以下で、auの4G LTEスマホを新規契約する人――が条件。
利用に当たっては、KDDIが同日から提供する、ユーザーのデータ利用料に応じて定額料金が変動する「auピタットプラン」への加入が必須となっている。
対象機種は、「rafre」「URBANO」「Qua phone」(いずれも京セラ製)、「BASIO2」「AQUOS SERIE mini」(ともにシャープ製)――の5モデル。
条件を満たしてauのケータイからこれらのスマホに機種変更をすると、端末代から最大2万7000円を割り引く。他社ケータイからauのスマホに乗り換えるユーザーと、18歳以下でスマホを新規契約するユーザーは最大1万6200円が割り引きになる。
携帯電話事業者(キャリア)では、NTTドコモが、特定の端末を購入したユーザーの月額料金から半永久的に1500円を割り引くプラン「docomo with」を展開。ソフトバンクも、同社のスマホを初めて契約するユーザーの月額料金から2268円を割り引く「スマホデビュー割」を展開するなど、新規契約者の獲得に注力している。
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