「RIZAP ENGLISH」も結果にコミットします、どのように?:アクションシーダー学を開催
ITmedia ビジネスオンライン編集部が主催する勉強会「アクションシーダー学」を、6月28日に開催しました。パーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」を運営するライザップグループの瀬戸健社長を招き、同社が運営するさまざまな事業について語っていただきました。
ITmedia ビジネスオンライン編集部が主催する勉強会「アクションシーダー学」を、6月28日に開催しました。プライベートジム「RIZAP(ライザップ)」を運営するライザップグループの瀬戸健社長を招き、同社が運営するさまざまな事業について語っていただきました。
ライザップグループが創業したのは2003年のこと。「15年ほど前から、ダイエットジムを始めていたの?」と思われたかもしれませんが、最初の事業は豆乳クッキーの開発・販売でした。次に「美顔器」。パーソナルトレーニングジム「ライザップ」の運営を始めたのは、その後のこと。有名人が次々にダイエットに成功する姿を見て、びっくりした人も多かったのではないでしょうか。会員数は順調に伸びていき、累計会員数は8万人を突破しました(2017年6月末現在)。
ライザップグループはその後も、さまざまな領域で事業を展開することに。美容・健康だけでなく、アパレル、住関連、エンターテインメントなど。現在、子会社の数は50社以上。勉強会の当日、瀬戸社長にグループ会社の事業について語っていただきましたが、記者が気になったのは「RIZAP ENGLISH(ライザップ イングニッシュ)」について。専属トレーナーが付いて英語を教えてくれるのですが、パーソナルトレーニングジムと同じように結果が出なければ全額返金してくれるそうです。
「いやいや、英語力を上げるのは簡単じゃないよ。自分も英語のテキストを読んだり、教室に通ったりしたけれど、結果はでなかった」という人もいるでしょう。あの手・この手で英語力をアップさせようとしたのに、思ったように伸ばすことができない。そんな人が多い中で、なぜライザップ イングニッシュは「結果にコミットする」と言い切ることができるのでしょうか。
こうした疑問に対し、瀬戸社長は次のように語っていました。「書店に行けば、英会話の本がたくさん並んでいますよね。いい本がたくさんある。でも自分の英語力に悩んでいる人の多くは、いわゆる“三日坊主”で悩んでいます。そうした悩みに、私たちはどうサポートすればいいのか。ゴール設定をきちんと決めることで、結果は大きく違ってきます」。生徒の目標設定をビジュアル化させて、ワクワクしてもらう。そうすることで、「継続して勉強することができます」と言っていました。
生徒にその気になってもらい、英語を学び続けてもらう――。ということは専属トレーナーの力量が大きく問われるのではないでしょうか。瀬戸社長の話によると、「これまで蓄積してきたデータを分析したところ、どのようなトレーナーが結果を出しているのか、もしくは結果を出していないのか、といったことが分かってきました。結果を出す人は、生徒をその気にさせるのが上手なんですよね」とのこと。
では、どのようにして生徒さんをその気にさせているのでしょうか。瀬戸社長は「本気になれるかどうか」と言っていました。本気で語れば、強い言葉が出てくる。そうすると、生徒さんの英語力がアップしやすいそうです。これは、英語だけでなく、ダイエット、ゴルフ、料理なども同じ傾向があると話していました。
ここまで書いてきて、気になることがひとつ。ライザップが蓄積してきた「人をその気させるチカラ」は、会社組織でも応用できるのではないでしょうか。例えば、「部署のチームワークがいまひとつ」「部下がやる気を見せてくれない」といった悩みを抱えている上司も、ひょっとしたらライザップがやっていることが参考になるかもしれません。
ITmedia ビジネスオンライン編集部は、不定期で勉強会「アクションシーダー学」を開催しています。興味がある方はぜひご参加ください(開催が決まれば、概要をサイト上に掲載しています)。
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