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アスクル倉庫火災、消防法違反容疑で子会社書類送検か: アスクルは「確認を行う」とコメント
2月に発生したアスクルの倉庫火災で、埼玉県警が子会社のアスクルロジストを消防法違反容疑で書類送検か。アスクルの広報は「確認を行い、事実が判明したら改めて公表する」とコメント。
事務用品通販のアスクルの物流倉庫(埼玉県三芳町)で2月に発生した火災で、埼玉県警が消防法違反容疑で、倉庫管理子会社「アスクルロジスト」と同社幹部を書類送検する方針を固めたと、7月28日に共同通信などが報じた。危険物貯蔵所としての許可を得ずに、基準を超える量のスプレー缶やエタノールなどの危険物を倉庫に保管していたという。
アスクルは報道について同日「弊社が公表したものではございません」とコメントし、「速やかに確認を行い、事実が判明いたしましたら、弊社より改めて公表いたします」としている。
倉庫火災は2月16日に発生。消火活動が難航し、12日後の28日に完全に鎮火した。損失額は130億円に上り、親会社ヤフーの2016年度通期の業績が初の営業減益となる要因になった。
埼玉県警は4月7日、消防法違反の疑いでアスクルとアスクルロジストを家宅捜索していた。
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