それでもイチローは帰国せず、「生涯メジャー」を貫く:赤坂8丁目発 スポーツ246(1/4 ページ)
イチロー外野手がまた偉業達成に近づいている。8月31日現在、今季の代打安打は23本で、メジャー記録の28本にまであと「5」に迫っている。ただ、肉体の衰えやチーム事情などにより、来季は……。
マイアミ・マーリンズのイチロー外野手がまた偉業達成に近づいている。8月31日現在、今季の代打安打は23本目となっており、自身が持つ球団最多記録を更新中。しかもメジャー記録の28本にまであと「5」に迫っている。
チームはナ・リーグ東地区2位の座にありながらも首位ワシントン・ナショナルズに大きく引き離されて地区優勝を望むことは現実的ではなく、ワイルドカード争いでも当確圏内の2位に滑り込むには現場にさらなるネジ巻きが必要となりそうだ。しかしながら、そうした中でもイチローの活躍ぶりは目立っており、マーリンズファンの期待値を連日高め続けている。
準備の難しい代打であってもキッチリと打席で答えを出す。日本のメディアが良く好んで使う表現を借りれば、これが"イチ流"の証でもある。
そんなレジェンドに触発されているチームメートは数多い。主砲のジャンカルロ・スタントン外野手もその1人だ。脅威のペースで本塁打を量産させ、今季51号に到達。2013年にクリス・デービス(ボルティモア・オリオールズ)が達成して以来となった50号オーバーはスタントン本人曰く「真のプロフェッショナルのイチローと接していて自分は成長することができたと思っている。だから今季の本塁打量産は彼のおかげでもある」と複数の米メディアに語っている。
彼の言葉を目にしただけでも分かるようにイチローはプレーだけでなく、その存在感によってチーム内に大きなプラス効果を与えていることは間違いない事象と言えよう。
一方でイチローには今オフの去就にも徐々に注目が高まっている。特に日本では一部週刊誌によって古巣のオリックス・バファローズ(在籍時はオリックス・ブルーウェーブ)への来季復帰が極秘決定したとの"スクープ記事"が掲載されただけでなく、他メディアでもイチローが劣化したことでマーリンズから今季限りで見切りを付けられて日本球界復帰を模索せざるを得なくなると報じられるなどセンセーショナルなトーンの報道が方々で散見できた。
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