タイトーが新クレーンゲーム 遠隔で操作、景品を配送:場所を選ばずWeb上でプレイ
タイトーが、インターネット経由でクレーンゲームを遠隔操作できる新サービス「タイトーオンラインクレーン」を今秋から展開すると発表。
ゲームセンターの運営などを手掛けるタイトーは9月5日、インターネット経由でクレーンゲームを楽しめる新サービス「タイトーオンラインクレーン」を今秋から展開すると発表した。スマートフォン、タブレット、PCに対応した専用アプリで実際のゲーム機を遠隔操作する仕組みで、景品を獲得した場合はユーザーの自宅に無料配送する。
時間と場所を問わずプレイできる点が特徴。ゲームセンターに通う習慣がないユーザーの獲得と、早朝・深夜など営業時間外もプレイしたいヘビーユーザーの満足度向上が狙いだ。価格体系と課金方法は現時点では未定。
オンラインクレーンゲーム専用の施設を各地に設け、遠隔操作可能なゲーム機を一定数設置する。ぬいぐるみやゲームソフトといったゲームセンターでおなじみの景品に加え、「オンラインクレーンゲーム独自の景品を提供する可能性もある」(広報担当者)という。
ユーザーがアプリに毎日ログインすると、ゲーム内で使用できる仮想通貨やチケットが付与される。アプリ上では新着の景品情報や景品の詳細情報の閲覧も可能だ。
オンラインクレーンゲームは現在、ブランジスタが展開する、秋元康さんプロデュースの「神の手」や、サイバーステップが展開する「クレーンゲーム トレバ」などが存在。前者はアイドルグループ「AKB48」のグッズなど、後者はディズニーやジブリのキャラクターグッズなどを景品として提供している。
タイトーは「タイトーオンラインクレーンは、利用者数が多い時間帯でもタイムラグなく通信できる点が強み。アプリの操作のしやすさやストレスのなさを武器に、競合サービスとの差別化を図っていきたい」(広報担当者)としている。
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