てんやの新作は「いちじく」天 限定メニューのこだわりは:デザート感覚で楽しめる天ぷら
天丼てんやが「いちじくの天ぷら」を期間限定販売。「デザート感覚で楽しめる」天ぷら。“変わり種”メニューが話題になるてんやのこだわりとは。
ロイヤルホールディングスが展開する天丼チェーン「天丼てんや」は、10月11日に「福岡県産 いちじくの天ぷら」を発売する。30日までの期間限定販売で、価格は120円(税込)。福岡県のブランドいちじく「とよみつひめ」を使用したメニューで、「デザート感覚で楽しめる」天ぷらだという。
フルーツを使った天ぷらは、一部店舗で期間限定販売していた「マンゴー天ぷら」(2015年4月)、「広島県尾道産の青パパイヤの天ぷら」(17年9月)に続き3つ目。いちじくは福岡県朝倉市・筑前町・東峰村で栽培されたものを使用する。関東エリア・福岡県・静岡県・長野県を中心とした164 店舗で提供する。
ロイヤルホールディングスによると、「17年の春先から準備を進めていましたが、7月に発生した九州北部豪雨の影響により収穫量が減り、一時は販売断念も検討しました。しかし、生産者や地域の協力を得て販売が可能になりました」(広報担当者)という。被災地への義援金として、売上金の一部(1品販売につき10円)を福岡県朝倉市へ寄付する。
てんやの“期間限定メニュー”のこだわり
季節・期間限定商品を定期的に発表する天丼てんや。「豚角煮天丼」「チーズフォンデュ天」など、話題となった“変わり種”メニューも多い。
「季節限定として最初に打ち出したメニューは14年2月の『福岡県産春野菜 蕾菜(つぼみな)の天ぷら』。季節の旬や産地にこだわった天ぷらができないだろうかという思いをきっかけに生まれました」(同)
14年以降いくつか限定メニューを出していたが、16年春からは定期的に限定メニューを発表するように。16年は1年間におよそ10の商品を限定販売した。
「限定メニューは、旬のものや産地限定の食材、普段天ぷらにしていないような具材、市場に出回っていないもの――などを使うようにこだわっています。収穫量や入荷量の確保が難しいため、提供は一部店舗に限定していますが、大きな反響をいただいています」(同)
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