東京地下鉄(東京メトロ)はこのほど、銀座駅(東京都中央区)のリニューアルデザインを発表した。「『憧れの街』〜人と街をつなぐ 光のゲートアベニュー」がデザインコンセプトで、光を使った演出を随所に取り入れたのが特徴だ。
銀座線改良工事の一環でリニューアルする。11月に着工し、20年度に完成する予定。デザインは15年1〜6月に一般公募し、入賞作品をもとに決定した。
銀座駅の出入り口には、銀座線・日比谷線・丸ノ内線のイメージカラーであるレモンイエロー・シルバーホワイト・チェリーレッドのグラデーションを生み出す照明を採用する。各カラーの照明には、対応する路線の頭文字「G」「H」「M」がモチーフの図形をパターン化したデザインを取り入れる。
ホームには「銀座の柳」がテーマの、各路線のイメージカラーで光る柱状の照明を設ける。出入り口からホームへと続く照明によって各路線への導線が分かりやすくなるため、初めて銀座駅を利用する乗客にも快適な移動を提供できるとしている。
また、銀座線のホームのみ、過去の銀座の街並みのイメージを壁面に描く。「電車を待ちながら、移ろいゆく銀座の歴史を感じていただきたい」という。
コンコースと改札口は、施設配置を改善して駅全体の見通しを確保する。天井も可能な限り高くし、閉塞感を解消するという。中でも、買い物客などで賑わう日比谷線コンコースは銀座の街をイメージした上品で落ち着きあるデザインに一新し、「銀座駅のメインストリートにふさわしい環境をつくる」としている。
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