ロボットアニメ居酒屋「ロボ基地」 養老乃瀧がIP活用挑戦:「ガンダム」「マクロス」「イデオン」(1/2 ページ)
養老乃瀧が新業態「映像居酒屋 ロボ基地」1号店を11月1日にオープン。ロボットアニメのIPを活用した取り組み。バンプレストやバンダイナムコと協力して展開する。
居酒屋チェーンを展開する養老乃瀧は11月1日、新業態「映像居酒屋 ロボ基地」1号店を東京・池袋にオープンする。「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」「伝説巨神イデオン」など18作品のロボットアニメにちなんだメニューなどが楽しめる居酒屋で、コンセプトは「大人の秘密基地」だ。
バンプレスト、レッグス、バンダイナムコライツマーケティングとの共同の取り組み。懐かしのロボットアニメにちなんだオリジナルメニューや、オリジナルグッズ販売のほか、バンダイナムコライツマーケティングの配信サービス「BANDAI CHANNEL TOUCH」を利用してロボットアニメの視聴もできる。
「養老乃瀧」「一軒め酒場」「だんまや水産」「バラエティ厨房」の4業態を展開している養老乃瀧グループ。「映像居酒屋ロボ基地」のプロジェクトは、パンプレストとレッグスからの声掛けでスタートしたという。
「外食産業は現時点で全国67万点、24兆市場といわれているが、年々規模が縮小している。この先売り上げを伸ばしていくために、IP(知的財産)を活用する提案をいただいた。人口ボリュームの大きい団塊ジュニア周辺層に対し、アニメとコト消費を掛け算した業態を展開する。また、2020年に向けて大きなビジネスチャンスとなっているインバウンド需要も狙う」(養老乃瀧 谷酒匡俊 執行役員 営業本部副本部長)
「ロボ基地」は、4社の共同プロジェクト。(1)バンプレストが居酒屋へIP使用許諾と物販品の卸売り、(2)レッグスがIP活用のノウハウ提供、(3)バンダイナムコライツマーケティングが「BANDAI CHANNEL TOUCH」を利用したアニメ配信サービス「バンダイチャンネル」提供、(4)養老乃瀧が場とオペレーションの提供――をそれぞれ行う。
今後は1号店のモデルを全国主要都市へと広げる計画で、「早急に10店舗を展開したい」(谷酒氏)という。さらに、「IP×外食×物販」をパッケージ化して、今後需要が見込める北米やアジア圏に進出も視野に入れる。
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