KDDIがモーターショーでPRしたものは? クルマの予約や点検をスマートに:東京モーターショー2017(2/2 ページ)
KDDIは「東京モーターショー2017」に、「Mobility×IoT 〜クルマとつながるIoT〜」をテーマにブースを出展。カーシェアの予約システム、タブレットによる機器チェックシステムなどを紹介した。
タブレットで計器をチェック、カーナビとアプリを連携
次いで目を引いたのが、タブレットをエンジンルームにかざすだけで計器類の状態を把握できるシステム「Connected AR」。各種センサーがエンジンオイル、ブレーキオイル、冷却水、ウォッシャー液――などの残量を取得し、画面上に「問題ありません」「交換が必要です」などの通知を表示する仕組みで、2020年ごろの実用化を目指している。
またKDDIは、トヨタ自動車や米Fordなどと共同で、スマホと車を連携して車載ディスプレイでのアプリ操作を可能にするプラットフォーム「スマートデバイスリンク」の普及に努めている。
ブースでは、ナビタイムジャパンが手掛ける地図アプリ「NAVITIME」やKDDIの音楽アプリ「うたパス」とカーナビを連携し、詳細な地図や楽曲のプレイリストを画面に表示する様子を紹介していた。
広報担当者は「従来、カーナビでは楽曲の早送りや巻き戻し、一時停止などの基本的な機能しか利用できなかった。アプリとカーナビを連携することで、車内でも普段から聞いているプレイリストを楽しんでほしい」と説明する。
商談をスマートにする「ガラスソリューション」
自動車の販売店やショールームをターゲットとしたガラス製ディスプレイ「ガラスソリューション」も展示されていた。
キューブ状のコントローラーに「SPECS」「DOCS」「IMAGES」などの単語が記載されており、それぞれが書かれた面を下にしてディスプレイ上に置くと、車のスペック、契約書、画像など単語の意味に対応した資料が表示される仕組み。
各種資料は、タッチパネルによって拡大・縮小することや、向きを変えることが可能だ。
広報担当者は「商談の際にデスクの上に資料が山積みになり、必要なものが見当たらない状況を改善できる。既に技術的には完成しているため、今後は多くの店舗に導入してもらえるようマーケティングに注力したい」と話している。
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