ニュース
Sansan、「保活」悩む社員を支援 新人事制度「MOM」開始:保育園料全額やタクシー代を補助
Sansanが新人事制度「MOM」を開始。「保活」に悩む産休・育休社員を対象に、保育園料全額補助など4つの支援を行う。
名刺管理ツールなどを提供するSansanは10月31日、新しい人事制度「MOM(マム)」を開始したと発表した。産休・育休を取得している社員を対象に、保育園料全額補助など4つの補助を行う。
新人事制度では、(1)認可・認可外に関わらず、満3歳を迎える月までの保育園料を全額補助(月額最大15万円の制限あり)、(2)保育園が通勤ルートから外れる場合、自宅〜保育園〜最寄り駅間のタクシー費用を月額4万円まで補助、(3)認可外保育編の入園申し込みに必要な予約金を総額10万円まで補助、(4)子どもの預け先決定までの期間、外部の「保活」代行サービスを会社負担で利用可能――などの支援を行う。
産休・育休を取得した社員が、保育施設が決定しないために復帰できないケースが発生したことから、新人事制度が生まれた。「認可保育園に比べて高額な預け先や、自宅から離れた預け先への入園・通園支援を行う。精神的・経済的な負担を軽減し、早期の職場復帰を望む社員を後押しすることを目指す」という。
Sansanはこれまでも、月4回まで在宅勤務を選択できる「イエーイ」、民間ベビーシッターの利用料金補助する「KISS(Kids Sitter Support)」など、子育て中の社員を支援する人事制度を展開している。
関連記事
- 日本の働き方改革が「はっきり言ってダメ」なワケ
「日本人の働き方改革は、短期的な視点しかない」――そう厳しい指摘を飛ばすのは、モルガン・スタンレーやGoogleで人材開発に携わった経験を持つピョートル氏だ。どうすれば日本の働き方は変わるのか? - 「3つのバリュー」から生まれる“メルカリ流”働き方
急成長を遂げるメルカリは、どのようにして人事制度を設計し、社員の働き方を方向付けているのか? カギとなるのは「3つのバリュー」だ。 - 本当に変えるべきは「社内文化」――IDOMの挑戦
新規事業を次々にスタートしているIDOM。いかにして“挑戦する”体制を整え、新たなスタートを切ったのか? - 「Eight」のSansan、リクルーティング市場に参入
クラウド名刺サービス「Eight」を展開するSansanが、「企業ページ」機能の追加を発表。有料オプションとして人材獲得支援サービスも始め、リクルーティング市場に参入する。 - 名刺サービスEightが狙う「ビジネスSNSの空白」
名刺アプリ「Eight」の新バージョンでメッセージ機能を強化した。3人以上のグループでもメッセージのやりとりが可能になる。Eightの狙いとは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.