KDDI、上半期は増収増益 「ピタットプラン」など好調で:iPhone商戦でも優位に(2/2 ページ)
KDDIの2017年4〜9月期の連結決算は増収増益だった。「auピタットプラン」「auフラットプラン」の契約者が大幅に増え、通信料収入が増加したことなどが寄与した。
会見での質疑応答
――携帯事業の契約者増への貢献度は、傘下のMVNO間でどの程度差があるのか。
田中社長: UQ mobileが圧倒的で、BIGLOBEモバイルはまだまだ少ない。
――BIGLOBEモバイルは10月からau回線にも対応したが、反響はどうか。
田中社長: こちらも、まだまだユーザーは少ないのが現状だ。
――MVNOのmineoが8月から、月額410円(税別)の「大・大盤振る舞いキャンペーン」を始めている。auユーザーへの影響はあるのか。
田中社長: 他社の影響を受けた上で、今期はこのような業績になった。
――NTTドコモが2画面スマホ「M」を発表したが、KDDIはオリジナルのスマホを企画・立案する予定はあるのか
田中社長: 時期を見て取り組みたい。
――以前、3年間で計5000億円規模のM&A(合併・買収)を行いたいとおっしゃっていたが、現状と今後の方針はどうか。
田中社長: これまでの投資額は2000億円程度。今後もよい企業があれば、投資金額は増えていくだろう。
――iPhone 8の売れ行きや、「iPhone X(テン)」の予約状況はどうか。
田中社長: iPhone 8の販売台数は「iPhone 7」の3分の2程度。予約台数は、iPhone 8とiPhone Xを合わせてiPhone 7に並ぶ程度だ。
――IoT事業に注力するとのことだが、具体的な予定を教えてほしい。
田中社長: 個人向けIoTサービス「au HOME」に関する新サービスを11月下旬に発表する予定。内容は詳しくは話せない。
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