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ドワンゴ、「niconico」ユーザーとの意見交換会を実施決定:発表会“大荒れ”を受け
ドワンゴが「niconico」ユーザーとの意見交換会を実施。ニコニコ生放送でユーザーからの意見を募る。
動画プラットフォーム「niconico」を運営するドワンゴは12月10日、ユーザーとの意見交換会を12日に「ニコニコ生放送」上で実施すると発表した。サービス責任者の栗田穣崇取締役が出演し、ユーザー代表として百花繚乱さんをゲストに招いてユーザーからの意見を募る。
ドワンゴは11月28日、新バージョン「niconico(く)」(読みは「クレッシェンド」)の新機能を紹介するサービス発表会を実施。しかし画質や動画再生の品質向上についての発表がなかったことからユーザーから大きな反発を浴び、“大荒れ”の発表会となった。
発表会終了後、栗田取締役が自身のTwitterでユーザーからの意見を募集。「ご意見を直接お伺いするなかで、ユーザーの皆さまとの対話の不足を実感いたしました。思い返せば、ニコニコ動画:GINZAのリリース以降、動画・生放送の改善状況を皆さまにご説明する機会が減り、ユーザーと運営の間で、思いや方向性を十分に共有できていなかったように思います」と振り返り、ニコニコ生放送での意見交換会を実施することを決定したという。
生放送では、(1)「画質・重さ、完全解決」という告知についての謝罪、(2)これまでのニコニコ動画、ニコニコ生放送の改善の詳細説明、(3)ユーザーとの意見交換、(4)今後のユーザー対話方針について――の発表を予定する。
ドワンゴの発表を受け、親会社のカドカワ(東証1部)の株価は上昇。11日午後1時22分時点で、前日比25円高(+1.93%)の1320円を付けている。
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