平均寿命が最も長い都道府県は、男性は滋賀県で81.8歳、女性は長野県で80.9歳――厚生労働省が12月13日発表した「平成27年都道府県別生命表」でこんな事実が分かった。最下位は男女ともに青森県(男性78.7歳、女性77.3歳)だった。
前回(2010年)の調査結果と比較すると、全ての都道府県で平均寿命が延びていた。伸び幅の全国平均は、男性は1.2年、女性は0.7年。
伸び幅が最も大きかったのは、男性は長崎県・山口県で、ともに1.5年。3位は青森県(1.4年)だった。長崎県と青森県は自殺、山口県は脳血管疾患や心疾患で亡くなる人が減っていた。
女性の伸び幅は、鳥取県(1.2年)がトップ。2位は群馬県・兵庫県(ともに0.9年)だった。鳥取県と群馬県はがん、兵庫県は不慮の事故での死亡者が減っていた。
伸び幅が最も小さかった県は、男性は山形県(0.5年)で、心疾患で亡くなる人が増えたことが響いた。女性は愛媛県(0.3年)で、脳血管疾患と自殺が増えていた。
都道府県別生命表は、国勢調査で集計した日本の人口・死亡数・出生数を基に、1965年から5年おきに作成している。
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