ウォーターサーバーを提供するコスモライフは6月2日、「緑茶VS紅茶 都道府県ランキング」を発表した。各都道府県の緑茶と紅茶の年間購入数量をランキング化し、緑茶と紅茶のどちらをよく飲んでいるのか、地域傾向をまとめた。
緑茶をよく飲む都道府県の1位は静岡県。全国平均が年に290杯のところ、静岡県民は年に631杯(2.2倍)飲んでいる。一部の小中学校に”お茶が出てくる蛇口”まで備えられている静岡県の”緑茶愛”が目立つ結果になった。
2位は奈良県、3位は三重県。緑茶の茶葉の生産量が多い地域や、米や魚など緑茶に合う食材が豊富な地域では、緑茶好きが増える――とコスモライフは考察している。
対して、紅茶をよく飲む都道府県の1位は神奈川県。全国平均の年71杯に対して、133杯(1.9倍)飲む。2位は兵庫県、3位は大阪府だった。特に神奈川県と兵庫県は多く、開国時に貿易港だったこと、洋食を好む県民性などが理由として挙げられている。
地域全体の傾向としては、九州は緑茶、関東から北海道は紅茶、関西はどちらもよく飲むという。
総務省統計局の家計調査における「緑茶と紅茶の年間購入数量(単位:グラム)」を元にランキング化した。数値は2012年から2014年の平均値。
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