SNSに「悪意ある投稿」した人、35%が「すっとした」:理由は「いらいらした」など多数
SNSやブログに、他人や企業の悪口・デマ・下品な内容など「悪意ある投稿」を行う人は、投稿後にどのような感情を覚えるのだろうか――情報処理推進機構調べ。
SNSやブログ上に、他人や企業の悪口・デマ・下品な内容など「悪意ある投稿」を行った経験がある人の35.6%が、投稿後に「気が済んだ、すっとした」と感じていた――情報処理推進機構の調査でこんなことが分かった。こうした感情を持つ人は、10〜20代の若者に特に多かった。
悪意ある投稿の後に抱く感情は、「何も感じない」(30.8%)、「やらなければよかったと後悔した」(17.0%)、「小気味良かった」(10.6%)――なども多かった。
悪意ある投稿を行った理由は、「人の意見に反論したかったから」が30.3%でトップ。「人の投稿やコメントを見て不快になったから」(29.4%)、「いらいらしたから」(24.4%)も上位を占めた。
「特にない/なんとなく」(11.6%)、「皆がよくやっているから」(7.5%)、「炎上させたかったから」(4.3%)といった回答もみられた。
調査では、相手が恋人など非常に近しい間柄であれば、「自身の性的な姿を撮影した写真や動画をSNSで共有しても構わない」と考える人が一定数存在することも判明。スマートフォン・タブレット利用者の7.4%、PC利用者の5.3%がこうした価値観を持っているという。
情報処理推進機構は「ネットを介したデータ(写真・動画)のやりとりは、リベンジポルノなどのリスクがある。一度でも流出すると、完全に回収、消去するのは不可能だ。安易なデータの提供は避け、原則、ネットを介したプライベートな写真・動画のやりとりは行わないのが賢明だ」としている。
調査は9〜10月、13歳以上のインターネット利用者1万人を対象にインターネット上で実施した。
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