KDDIが春モデル発表 初のHuawei製スマホなど安価な機種充実:シニア・子ども向け端末も(1/2 ページ)
KDDIがスマートフォン・タブレットの2018年春モデルを発表。同社初となる中国Huawei製のスマホ「HUAWEI nova 2」など6機種を、1月下旬〜2月下旬に発売する予定。
KDDIは1月9日、スマートフォン・タブレットの2018年春モデルを発表した。同社初となる中国Huawei製のスマホ「HUAWEI nova 2」など6機種を、1月下旬〜2月下旬に発売する予定だ。格安SIM事業者などに対抗するため、新モデルは安価な端末を多くそろえた。
au初のHUAWEIモデルはカメラが充実
HUAWEI nova 2(1月下旬発売予定)は、価格を税別3万円程度に抑えつつ、カメラ機能を充実させた点が特徴。背面に1200万画素と800万画素の2枚のレンズを搭載した「デュアルカメラ」仕様で、撮影後にピントや絞り値を調節できる。
美しい“自撮り”を撮影できるよう、2000万画素のフロントカメラも搭載。撮影の利便性を向上するため、ジェスチャーや背面の指紋センサーの長押しでシャッターを切れる仕様にした。女性ユーザー向けに、肌の明るさを11段階で調節できる機能も設けた。
「昨年流行語となった“インスタ映え”を意識した端末。若い人に使ってほしい」(KDDIの解説担当者)という。
低価格帯のスマホを拡充するため、他の中国メーカーの端末を取り扱う可能性について、KDDIの山田靖久 商品・CS統括本部副統括本部長は「現時点では予定していないが、顧客のニーズに対応するため、機会があれば検討したい」と話した。
新「Qua phone」はカラーバリエーションが充実
「Qua phone QZ」(京セラ製、2月下旬発売予定)は、防水、防じん、耐衝撃に優れた低価格モデルで、価格は税別3万円程度を予定。手袋を着けた手やぬれた手でも操作できる点が特徴。
「Qua phone」シリーズは2015年から提供しているが、顧客調査によって「デザインやカラーを拡充してほしい」というニーズがあることが判明。それに応えるため、「チョコミント」「カシスピンク」など4色を投入する。
山田氏は「目に入ると鮮やかな色が幸せな気持ちにさせてくれる、春らしいラインアップをそろえた」と自信を見せる。
“スマホデビュー”のミドル・シニア世代を応援
「BASIO3」(京セラ製、1月下旬発売予定)は、スマホを初めて使用する50〜60代がターゲット。スマホの使い方をレクチャーする動画や、文字入力などを練習する機能を備える。ユーザーは、専任のスタッフがスマホの使用方法などをアドバイスする「auスマートサポート」の加入月利用料金(税別3000円)が無料になる。
子ども向け端末も発表 防犯ブザーでセコムが呼べる
小学校低学年がターゲットの「mamorino4」(中国ZTE製、2月上旬発売予定)も取り扱う。アプリのダウンロード・利用と電子メールに対応しておらず、機能を限定した点が特徴。ユーザーは、友人や家族との通話とSMS(ショートメッセージ)によるコミュニケーションのみ可能。
防犯ブザーを搭載し、鳴らされた場合は緊急連絡先に自動で音声電話を発信するほか、位置情報を知らせるSMSも送信する。セコムのオペレーションセンターに通報するサービスにも対応する。
関連記事
- KDDI、新型「isai」など秋冬モデル4機種を発表
KDDIが、携帯電話の2017〜18年秋冬モデルの第1弾を発表。「isai V30+ LGV35」などのスマートフォン2機種と、フィーチャーフォン2機種を12月中旬以降に発売する予定。 - 「au HOME」が家電の遠隔操作に対応 「Google Home」とも連携
KDDIが、消費者向けIoTサービス「au HOME」を11月28日から拡充すると発表。米Googleのスマートスピーカー「Google Home」に対応した。赤外線リモコンなど周辺機器も充実させた。 - KDDI、上半期は増収増益 「ピタットプラン」など好調で
KDDIの2017年4〜9月期の連結決算は増収増益だった。「auピタットプラン」「auフラットプラン」の契約者が大幅に増え、通信料収入が増加したことなどが寄与した。 - KDDIがモーターショーでPRしたものは? クルマの予約や点検をスマートに
KDDIは「東京モーターショー2017」に、「Mobility×IoT 〜クルマとつながるIoT〜」をテーマにブースを出展。カーシェアの予約システム、タブレットによる機器チェックシステムなどを紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.