ニュース
宝くじ、10月からネット購入可能に 売り上げ回復目指す:PC・スマホでいつでも買える
10月から宝くじのネット販売が始まる。売り上げ減に歯止めをかける狙い。クレジットカード決済にも対応する。
総務省は1月26日、今年10月から宝くじのインターネット販売に対応する方針を明らかにした。「ジャンボ宝くじ」などほぼ全種類が、スマートフォン・PCを問わず「宝くじ公式サイト」上で購入可能になる。
宝くじの販売額は2005年度から減少傾向にあり、16年度の販売額は8452億円と18年ぶりに9000億円を割り込んでいる。販路が実店舗に限定されていることが低迷の要因に挙げられており、ネット販売に対応することで売り上げ回復を図る。
ネット上に金融機関の口座を持たないユーザーでも購入できるよう、クレジットカード決済にも対応する。
総務省は「宝くじを“いつでも、どこでも”買えるようにする。売り場が近隣にないなどの事情で購入の機会を逸していた方をはじめ、国民の皆さまに宝くじをより身近に感じていただきたい」としている。
野田聖子総務相は、26日の閣議後記者会見で、「最終的には宝くじ会員というのを将来380万を目標に立てて頑張っていきたい。会員になっていただくことで、常に、いつでも買えるコンディションを提供したい」と述べた。
関連記事
- 宝くじ販売、減少止まらず 18年ぶりの9000億円割れ
総務省が2016年度の宝くじの販売額を公表。18年ぶりに9000億円を割る8452億円。ジャンボくじやロトの不調が響いた。 - 神社もIT化? 貴船神社の“QRコード”おみくじ
京都の観光名所・貴船神社が進化を遂げている。伝統あるおみくじ「水占(みずうら)みくじ」が、なんとQRコードを活用して多言語対応。経緯と効果を担当者に聞いてみた。 - DMM、オンラインくじ「DMMスクラッチ」 自社IP活用
DMM.comがオンラインくじ事業に参入。11月16日に「DMMスクラッチ」をスタートする。 - 「当たるかも!」と思いがち 宝くじ購入に見る家計のリスク思考
宝くじの1等が当たる確率をご存じでしょうか? 夢を追うのは結構ですが、くじに費やしすぎるのは考えものです。今回は、第663回サマージャンボ宝くじを例に、くじ購入が家計に与えるリスクについて考えてみます。 - 宝くじに当たって幸せになる人、不幸になる人
米国の宝くじで大金を手にした人の10年後を追跡調査した結果によると、ほとんどの人が当選前と変わらぬ生活に戻っていた。宝くじで人生を変えられるとしたら、その大金を上手に使って、お金持ちになるための自己改革を遂げることだったはずだ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.