2015年7月27日以前の記事
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東芝、PC事業の売却に向けシャープと交渉かASUSとの協議は不調?

東芝が、PC事業をシャープに売却すると一部が報道。東芝は「検討しているが、決定している事実はない」とコメント。シャープは「コメントを差し控える」とした。

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 東芝は1月30日、PC事業をシャープに売却するとの一部報道に対して「PC事業の持続的な発展を目指してさまざまな方針を検討しているが、決定している事実はない」(広報部)とのコメントを発表した。

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東芝が展開するPC「dynabook」

 同日付の日本経済新聞が「シャープ側が東芝のPC事業の買収を検討しており、実務レベルで協議入りした」と報道。買収額は100億円程度になる見込みという。

 東芝のPC事業は「dynabook(ダイナブック)」ブランドで知られるが、近年は不振に陥っている。2016年には富士通・VAIOとPC事業を統合する旨が、17年秋には台湾ASUSに事業売却する旨が報じられたが、いずれも実現には至っていない。

実現すれば再参入

 シャープは10年にPCの生産から撤退しているが、親会社である中国鴻海精密工業(ホンハイ)の強力な事業基盤を生かして再度参入する狙いがあるとみられる。

 シャープは報道の真偽について「コメントを差し控える」(広報部)としている。

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シャープは「コメントを差し控える」とした(出典:シャープの公式Webサイト)

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