コメを食べながら糖質制限 “低糖質ごはん”登場:高まる低糖質ニーズ
ブルボンが通常のコメよりも糖質を抑えた「低糖質ごはん米」を発売。ブルボンの通販サイトのみでの販売だが、売り上げの状況を見て店頭販売も検討するとしている。
ブルボンは2月1日、通常のコメよりも糖質を抑えた「低糖質ごはん米」を発売した。健康志向の高まりによる“低糖質”へのニーズに応える。価格は5キログラム入りで税込3456円。
同商品は新潟大学と共同開発。新潟県産の高アミロース米(でんぷんに含まれるアミロースの含有量が多いコメ。一般的なコメと比べて緩やかに糖質を吸収する)を100%使用した。
付属してある専用の計量カップでコメを計量し、指定の加水量で炊飯することで日本人好みの硬さと粘りがあるごはんが炊き上がる。一般的なコメよりも水分が多く含まれるため、重量当たりの糖質量を少なくすることができる。同社によると、通常、茶碗1杯(150グラム)に含まれる糖質量は約55グラムだが「低糖質ごはん米」では、約40グラムに抑えられているという。
ブルボンの通販サイトのみでの販売だが、売り上げの状況を見て店頭販売も検討するとしている。「今後も研究開発を継続し、より健康的なコメの開発を実現させたい」(ブルボン)
近年、健康志向の高まりを背景に、「ロカボ」と呼ばれる糖質制限法が注目されている。ロカボは、北里研究所病院の糖尿病センター長、山田悟氏が提唱。1回の食事で摂取する糖質量を20〜40グラム、1日で摂取する量を70〜130グラムに抑えることを推奨している。
しかし、コメの場合、1回の食事で摂取して良い糖質量(40グラム)を超えてしまうため、ロカボを行う上ではコメを制限しなければならなかった。「低糖質ごはん米」であれば、ロカボの基準を満たしているので、コメ好きにとっては朗報だ。
筆者も年明けから糖質制限を行っているため、コメを1カ月以上食べていない(パンと麺も同様に)。食事の楽しみがなくなり、ストレスも大きい。早速、「低糖質ごはん米」を購入したいと思う。
関連記事
- ローソン、“低糖質メニュー”を充実させた実験店舗オープン
ローソンは実証実験として、糖質を抑えたロカボメニューを充実させた店舗を東京都・丸の内にオープンした。商品開発などに生かし、健康関連商品を拡大していく計画だ。 - ファミマ店員がダイエットに挑戦 RIZAPとのコラボ企画
ファミリーマートが、ストアスタッフ11人の食生活にRIZAPとのコラボ商品とファミマのオリジナル商品を組み合わせたメニューを導入し、体形の改善に臨む企画を始める。 - ライザップはなぜ「結果にコミットできる」のか
ライザップに行くと、なぜ痩せることができるのか。前回、代謝を上げ、エネルギー消費を高めるための「筋力トレーニング」と、太りやすい原因となる糖質をカットする「低糖質食事法」について触れたが、痩せるメソッドのポイントは、もうひとつある。それは……。 - なぜ人は太るのか 「ロジック」を理解していれば痩せられる
「飲み会が続いていて、お腹が出てきた」「毎日3食きっちり食べると、太ってしまう」という人も多いのでは。筆者の上阪徹氏は「ライザップ」に挑戦し、ダイエットに成功するわけだが、プログラム終了後も体重は増えていないという。その理由は……。 - ファミマ「バターコーヒー」登場 改めて読む「最強の食事」
ファミリーマートが「バターコーヒー」を発売。ブームの火付け役である「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を改めて読んでみよう。【訂正】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.