人材サービスのパーソルキャリアは2月6日、転職成功者の年齢調査の結果を発表した。2017年下半期(7〜12月)に転職サービス「DODA(デューダ)」を利用したビジネスパーソンのうち、転職に成功した人の平均年齢は男性32.7歳、女性29.7歳だったという。男女の平均では32.1歳。調査を開始した07年下半期から10年で3.0歳上昇している。
転職成功者の年齢の内訳を見ると、最も割合が高いのは「25〜29歳」(38.1%)で、「30〜34歳」(23.8%)、「40歳以上」(15.5%)――と続く。転職成功者の人数そのものは全ての年代で増えているが、中でも35歳以上のミドル層の割合が増えているという。
パーソルキャリアはミドル層の転職成功者が増加した理由が(1)採用ターゲットの変化、(2)人事制度の変化、(3)働き方の変化にあると分析。シニア世代の労働力人口が増加し、労働市場自体の平均年齢が上昇していることも影響しているといい、「ミドル層が活躍できる場がますます広がっている。個人にとっても自分らしい働き方やありたいキャリアを実現できるチャンスが増えている」としている。
07年7月〜17年12月に「DODA」を利用して転職したビジネスパーソン約15万人のデータをもとに調査した。
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