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王子HD、三菱製紙と資本・業務提携 競争力高める:相乗効果に期待
王子HDが、三菱製紙と資本・業務提携すると発表。株式の33%を取得し、持分法適用会社とする。提携によって競争力を高める狙い。
王子ホールディングス(HD)は2月6日、三菱製紙と資本・業務提携すると発表した。三菱製紙が実施する第三者割当増資を引き受ける形で総議決権の33.0%を取得し、持分法適用会社とする。出資時期は今年7月〜来年12月の予定。
国内市場で印刷情報用紙分野の需要が30%程度減少しているほか、海外の製紙メーカーの台頭が進むなど厳しい状況が続いているため、提携によって競争力を高める狙い。
両社はすでにバイオマス発電などで協業しているが、今後は船の共同運航による調達物流費の削減や、生産体制の効率化などにも取り組む。相乗効果により、両社ともに営業利益25億円以上の収益改善効果が期待できるとしている。
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