LINE装うメールに注意 アプリに酷似した詐欺サイトに誘導:個人情報を不正に取得
LINEを装った不審なメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起。リンクをクリックすると、「LINE」のログイン画面に酷似したWebサイトに移動する。遷移先は個人情報を不正に入手するための偽サイトという。
LINEを装った不審なメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けている。メール内のリンクをクリックすると、コミュニケーションアプリ「LINE」のログイン画面に酷似したWebサイトに移動するが、遷移先は個人情報を不正に入手するための偽サイトだという。
同協議会によると、メールの件名は「[LINE]問題報告」「LINEログイン保護を設置」など。
本文には「最近アカウントが盗まれる事件が多くあり、当社はお客様のアカウントの安全を確保するために、二段階パスワードの設置いたしました」(原文ママ)などと書かれている。
また、本文には「以下のURLをクリックし、ログイン保護設置手続きにお進みください」との文言とリンクがあり、偽のログイン画面へと誘導するという。
URLは「https://help.line.me/」などを含み、正規のものと誤認しやすい文字列になっている。
偽サイトにはメールアドレスとパスワードの入力欄が設けられているが、同協議会は「アカウント情報を絶対に入力しないように注意してください」と注意を呼び掛けている。
LINEも「@accept.line.me」「@naver.jp」「@line.me」などのドメイン以外から受信したメールは危険であるとし、各メールサービスの「迷惑メールフィルター」の設定を見直すよう注意喚起している。
Twitter上には「自分のところにも届き、驚いた」「届いたが、日本語が変だったため『ゴミ箱』に移動した」――といった報告が挙がっている。
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