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ヤフー、即戦力の新人エンジニアに年収650万円以上を提示:“データの会社”目指す
ヤフーが、特定の条件を満たした新人エンジニアに年収650万円以上を提示していると明らかにした。起業経験や技術書の執筆経験があるエンジニアのみ選考に応募できる。即戦力を獲得し、データビジネスを強化する狙い。
ヤフーは3月6日、2019年10月までに入社する18〜30歳の新卒・既卒のエンジニアに対し、特定の条件を満たした場合に年収650万円以上を提示していると明らかにした。就活生優位の売り手市場が続く中、待遇を充実させて即戦力を獲得する狙い。
同社は6月中に宮坂学社長が退任し、川邊健太郎副社長が後を継ぐことが決まっている。川邊氏は新体制下で「ヤフーをデータに強い会社に変える」としており、優秀なエンジニアを増やすことでデータビジネスを強化する目的もある。
高待遇を用意するのは「エンジニアスペシャリストコース」と呼ぶ職種。選考に応募できるのは、過去に就業経験がなく、(1)エンジニアリング関連の起業経験、(2)技術書の執筆経験、(3)自身が開発したアプリのダウンロード数が100万件以上、(4)自然言語処理などの分野での論文発表経験――といった条件のうち1つを満たす人のみとする。
ヤフーは「既に選考を通過し、高待遇で入社した新入社員がいる。まだ入社から日は浅いが、これからの活躍に期待したい」(広報室)と話している。
IT業界では人材獲得競争が過熱しており、メルカリやサイバーエージェントがエンジニアなどの初任給制度を撤廃。個々人の能力に応じた給与体系を導入している。
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