ニュース
コカ・コーラ、日本市場で「缶酎ハイ」発売へ 初のアルコール飲料:低アルコールカテゴリーでの実験
米コカ・コーラが日本市場で缶酎ハイを発売する。ノンアルコール引力に注力してきたコカ・コーラが新たな領域へ。
米コカ・コーラが、日本で缶酎ハイを発売する方針を明かした。同社が運営するオウンドメディア「Coca−Cola Journey」で、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥーニョ社長がコメントした。
これまでノンアルコール飲料に注力してきたコカ・コーラが、新しい領域に乗り出す。ガルドゥーニョ社長は「これまで低アルコールカテゴリーでは実験をしてきていなかったが、缶酎ハイへの挑戦はコア事業(ノンアルコール領域)外での機会を探求し続ける一例になる」という。
機能性飲料などの日本市場で成功した製品やブランドのノウハウがコカ・コーラシステム全体に影響することもある。しかし、缶酎ハイの需要はほぼ日本だけに見られるといい、まずは日本市場に限って実験をするという。
日本コカ・コーラの広報担当者は「オウンドメディアの記事は、日本市場でイノベーションを起こすための新たな取り組みを紹介したもの。その中でアルコール事業について述べている。現時点で製品を発表するような段階ではなく、Coca−Cola Journeyに記載している以上のことはない。発表などできることがあれば改めて行う」としている。
関連記事
- コカ・コーラ初のトクホ 「コカ・コーラ プラス」発売
コカ・コーラシステムは、「コカ・コーラ」シリーズ史上初となるトクホの「コカ・コーラ プラス」を3月27日から販売する。 - 「いろはす」ブランドが支持されるワケ
11月28日に新商品「い・ろ・は・す なし」を発売し、ますますラインアップを拡大する「いろはす」ブランド。ミネラルウオーター市場をけん引し、日本コカ・コーラの他ブランドのマーケティングにも生かされる“強さ”の秘密はなんだろうか。 - 苦戦が予想される「ダイエットコーク」に、立ちはだかる過去の壁
1982年に発売されたダイエットコークが岐路に立たされている。米国での炭酸飲料全体の売り上げが落ち込んでいることから大幅なリニューアルを行う予定だが、効果はどのくらいあるのだろうか。最大の壁は……。 - コカ・コーラ史上初「モモ」のフレーバーが登場
コカ・コーラに「モモ」のフレーバーが初登場。1月22日に全国で発売する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.